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日時：2009年7月18日（土）／19日（日）10:00-17:00
場所：仙台市青葉区愛子駅裏、大門寺近く

地形を活かした設計と本格ペチカによる温もり、
秋保石や白石和紙の伝統地場材をモダンにパッケージ。
２階リビングによって生まれた開放的な「鳥の目線」の生活と、
外とつながる１階の自由空間。
音響にもこだわった、
まさしく人と地域と風土が響きあう住宅になりました。

［建築概要］
落差26ｍある広瀬川の河岸段丘上にある眺望素晴らしい土地ではあるが、地盤調査から割り出した、狭く限られた安全地帯の厳しい条件に立つ。
崖の形状を写し取った様な平面は、面積以上の奥行を生みだした。
時間や季節によって家族が思い思いの場所に佇めるような、回遊性のある空間構成となっている。
また吹抜けを囲んだ２階リビングと浴室は河岸の樹木に囲まれ、夏は緑に包まれ、冬は遠く光る広瀬川の絶景を臨むことができる。

地元の秋保石を引いた土間には本格的にレンガで積んだペチカが鎮座し、陽だまりの温かさと例えられる輻射暖房を少ない薪の量で実現している。
そしてなによりも火と緑を囲むという仕掛けと、多くの人が憩えるような自由な空間が入口に配されていることが、樹上リビングの家＝「バードハウス（Dovecote House)」に共通した特徴となっている。

「家族」という単位を超えた地域や友人との開いた関係性に根差す、これからのスタンダードとさえなる原形を秘めている。

構造：木造２階建て
延床面積：119.04m2（1F:65.86m2／2F:53.18m2）
総工費：非公開

設計監理：海建築事務所　海子　揮一
施工：かしま工務店
塗装：大宰美装

［お願い］
場所がわかりにくく、住まい手のプライバシー保護のため、なるべく事前にお申し入れください。じっくりと空間を観賞していただく為にもぜひご予約くださいますようお願いいたします。
　直前のお申し入れの方はお電話（090-8922-6192／海子）にてお問い合わせください。

また、お施主様のご厚意にて特別に開放して頂いているため、一部公開できないお部屋もあります。
基本的にトイレは屋外の工事用仮設トイレを使用して頂くこととなります。
何卒ご協力お願いいたします。

お申し込み：海建築事務所まで

◎ポイント　※写真はクリックすると大きくなります。

［写真左］土地の地形モデル。水面まで最大26mの落差.
［写真中］外観はスタンダードな素材であるガルバリウム鋼板.
［写真右］住宅の中心部、土間ホールに鎮座するペチカ. 熟練の職人が１つ１つ手積みした.薪ストーブを接続予定.
　床は地元の秋保石張り。

［写真左］和室は白石和紙の襖と琉球表の畳.壁は石灰吹付仕上げ.
［写真中］桧張りの浴室.
［写真右］ペチカと対をなすオーディオコーナー. 照明を兼ねた反響板と杉板の大和張りで残響を押えている。